目次

1.目的別おすすめ納豆料理

納豆プラス卵で「健脳食」
納豆に卵を落とす食べ方は、じつにポピュラーですが、この組み合わせにはおいしいというだけでない深い意味があります。

大豆に含まれるレシチンという成分は、頭の回転をよくし、脳の老化を防ぐ働きがあります。 レシチンは、卵黄から発見されたといったように、大豆だけでなく卵にもたいへん豊富に含まれています。ですから、納豆に卵がプラスされれば、まさに「健脳食」ともいうべき食べ物なのです。

卵自体も、牛乳や大豆と同じように栄養をまんべんなく備えた完全食のひとつです。とくに成長期の子どもには欠かせない食品ですから、受験生の朝食や夜食に、納豆+卵の組み合わせをおすすめします。

「健脳食」でボケ予防をしたいという中高年の方には、卵のコレステロールが多少気になるところかもしれません。しかし、とくに高脂血症といわれた人でなければ、1日卵1個程度なら問題ありませんし、納豆のリノール酸や食物繊維などが、血液中のコレステロール値を下げてくれますから、そう心配することはありません。

風邪をひいた時はねぎたっぷりの納豆汁
風邪をひいた時の民間療法にはさまざまなものがありますが、基本は体を芯からよく温めて、汗を出させて熱を下げるという方法のようです。納豆汁もそのひとつとして、いまだに多くの人に受け継がれています。

納豆に湯を注いでよくかき混ぜ、刻みねぎをたっぷり入れて、フーフーいいながら飲む、あるいはみそ汁に包丁で叩いた納豆を入れ、やはりねぎをたくさん入れて食べます。そうするとたいへん体が温まるので、そのままふとんに入って寝てしまいます。すると、ひきはじめぐらいの軽い風邪なら翌朝には調子がよくなるというのです。

ねぎを食べると体が温まりますが、それに加えて、納豆菌には、病原菌などを殺してしまう抗菌作用があることが、昔から知られていますから、そのへんにも秘密があるのかもしれません。

酒の肴にも納豆料理を
昔から、酒を飲む時は納豆をつまみにすると、悪酔いしないといわれています。これは、良質のたんぱく質が、肝臓のアルコール分解能力を高めてくれることからもうなずけることです。

アルコールは、肝臓で分解されて中性脂肪に合成されますが、中性脂肪は、たんぱく質と結合して肝臓の外に出ていきますからここで、どうしてもたんぱく質が必要とされます。しかし、たんぱく質の量が少ないと、中性脂肪が肝臓の中に停滞し、アルコール分解がそれ以上進まなくなってしまうのです。 酒を飲むときにはつまみが大切というわけです。

また、アルコールは食欲を増進させますし、アルコール自体高カロリーですから、酒好きはどうしても肥満になりがちです。 納豆には、良質のたんぱく質ばかりでなく、ダイエットに効果のある食物繊維がたっぷり含まれていますから、ぜひいろいろ工夫して酒の肴に加えていただきたいと思います。

納豆を酒の肴にする場合、かけ納豆のように混ぜただけでは食べにくいという人も、調理にひと工夫すればつまみ向きになります。 血栓予防のために、夜、納豆を食べるようにしようという人は、晩酌の肴に納豆を取り入れるのもいいでしょう。この場合は、納豆を生で食べる料理を中心に考えることになります。

美容とダイエットのためにもぴったり
納豆には、ビタミンE、ビタミンB2などの美容によいビタミンがたっぷり。便秘がちだとどうしても肌が荒れますが、食物繊維が豊富な納豆は、お通じをよくするにも効果的です。 しかも納豆は腹もちがよいので、少量で満足感が得られますからカロリー制限をしている人にもぴったりです。

美しくなりたい、ダイエットしたいと願う女性には、ぜひ納豆料理を食べていただきたいと思います。 美肌をつくるためには動物性たんぱく質も必要です。卵などと組み合わせるとよいでしょう。

また、女性は中年以降になると、骨がもろくなる骨粗しょう症になりやすいのです。予防のために、女性は男性よりもむしろ、カルシウムをたくさんとったほうがいいといわれます。納豆はカルシウム源としても見逃せない食品です。 さらに、かけ納豆にチリメンジャコを混ぜるととてもおいしいですし、ジャコや高菜などの野菜と納豆を炒めれば、夕食の食卓のりっぱな一品になります。このように、納豆とカルシウム源を組み合わせた料理も工夫してみたらいかがでしょうか。


2.納豆の健康効果を生かす食べ方
かけ納豆だけが納豆ではない
納豆の食べ方でもっともポピュラーなのが、ごはんにかけて食べる「かけ納豆」。おいしくて、しかも手間いらずの簡単料理ですから、忙しい朝のメニューに最適なのも、人気の理由です。

この単純なかけ納豆でさえ、人によってアレコレ好きな食べ方があるようです。 納豆好きの人には、よく「納豆だけでよくかき混ぜ、十分な粘りがでたら、薬味やしょうゆを入れるのが正統派」と主張する人がいます。こういう人は糸引きをよくするため、しょうゆを加える前に混ぜることにこだわりますが、じつはこれには理由があります。

納豆のネバネバのムチンは酸性でもアルカリ性でもない中性の状態でもっとも糸を引くのですが、しょうゆを入れると酸性になり、糸を引きにくくしてしまうのです。ちなみに、もっと粘りを強くしようとするなら、塩を入れるとよく、強い酸性である酢を入れると、逆に糸を引かなくなります。

もっとも一方では、「粘りが出すぎると、本来の納豆の味が失われるから、しょうゆを少し入れて軽く混ぜるだけにするほうがおいしい」という人もいます。それはさておき、納豆はなにも、かけ納豆だけが唯一の食べ方ではありません。刻んだり叩いたり、炒めたり、焼いたり、意外に応用のきく食品なのです。バラエティ豊かなメニューで味わいたいものです。

納豆の酵素に期待する人は加熱を避けたほうがよい
納豆の調理法で気になるのが、調理法による納豆の栄養面でしょう。なにしろ豆腐と違って発酵食品、生きた納豆菌を食べているわけですから、とくに焼いたり炒めたりして、高熱を加えると心配です。

結論をいってしまえば、ナットウキナーゼなどの、納豆に含まれる豊富な酵素に期待しているのであれば、やはり加熱調理は避けたほうがいいでしょう。一般に酵素類は熱に弱く高熱が加わると活動できなくなります。

したがって、納豆の消化酵素による整腸力に期待する、ナットウキナーゼで血栓を予防したいなどが目的の人は、せいぜい刻んだり叩いたりといった調理法にとどめておいたほうがよさそうです。 一般にビタミン類も加熱で壊れやすいので、ビタミン補給をねらう時も、やはり加熱は避けたほうがいいかもしれません。ただ、ビタミンAやEは脂肪に溶ける性質があるため、油を使って調理したほうがかえって吸収がよくなります。

いずれにしても、薬と違って納豆はあくまで食品ですから、細かいことは気にせずに、おいしい食べ方で、納豆をあきずに食べることのほうが、むしろ大切なのではないでしょうか。

血栓予防効果を期待するなら、朝食より夕食に
納豆というと朝食のイメージがありますが、動脈硬化症で、血栓ができて心筋梗塞になるのを防ぎたい人、血栓ができやすい血栓症の人などは、できれば夕食に食べたほうが効果的だというのです。

というのも、血栓ができやすいのは、夜中の2時から朝方にかけての時間帯であることがわかっています。ナットウキナーゼの血栓予防効果は8時間くらい持続するという実験結果があります。ですから、夜7時か8時くらいに食べておけば、血栓ができやすい時間帯に、効果が期待できるというわけです。

血栓予防を目的とする時にはできれば1日100~200g(1~2パック)くらい納豆を食べたほうがよいといわれます。朝はかけ納豆、夜は納豆料理と、食べ方をいろいろ工夫してみてください。

納豆が苦手という人に
納豆は、外国人が苦手な日本食によくあげられますが、日本人でも、とくに関西の人たちには、苦手という人が結構多いようです。

納豆を避ける理由として、納豆独特のにおいのほかネバネバをあげる人もいます。 でもいままで納豆を食べる習慣のなかったという人はかけ納豆だけで苦手と決めてしまってはいませんか。料理の方法はいくらもありますから、ぜひいろいろな食べ方を試みていただきたいと思います。

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