目次

1.岡山県倉敷市の梶原食品

梶原食品の店内

梶原食品とは

お店の外観からは食品を扱っているお店とは思えませんが、店内に入るとケースに豆腐が並んでいるので安心します。

梶原食品(かじはらしょくひん)は明治39年(1906年)、現在と同じ浜町で豆腐と油揚げの製造販売業として創業されました。
梶原食品の店内
当初は小売りが中心で、自転車での移動販売も行われていたそうです。それから100年以上、「良い商品をつくれ」という創業者の言葉を守り、原料や製法にこだわった商品を今日まで作り続けています。

現在のラインアップは、豆腐と油揚げを中心として約30種類。今ではスーパーや百貨店などの小売店向けの販売が主で、毎朝4時ごろから本社工場に灯がともります。
梶原食品の店内
商品については安心・安全・高品質がモットーで、大豆は国産のみを産地別に独自ブレンドして用い、100パーセントのにがりで主に手作業で作られます。豆腐は気温や湿度によって出来が左右されるため、その日その日で微妙に調整を加えながら作る必要があり、そのために長年の経験と機械に頼らない職人としての腕が不可欠だと言います。
梶原食品の店内
 5代目社長である梶原歳之氏は大学を卒業してすぐに入社。仕事の内容は見て覚えつつ豆腐作りを学んできました。味だけでなくパッケージデザインなども含めたトータルで高品質な商品を提供してお客さんに納得してもらうことを念頭に舵を取ります。かつては自転車で行っていた移動販売を4~5年前に自動車で復活させたのも歳之社長の発案。理由は販路の拡大もさることながら、「お客さんからの反応を直接聞きたかったから」で、その声は商品作りにも大いに生かされています。移動販売は好評で、現在1台態勢だったものを今後2台に増やす計画もあるとか。また直販チャンネルで言えば、本社併設の店舗や倉敷駅前にある直営店にも多くのお客さんが足を運んでいます。

今後については、「研究を続けて高品質の商品をコンスタントに作り続けること」をベースとしながら新たな付加価値の新商品開発も模索中。そのための第一歩として、今以上にお客さんとの距離を縮め、できるだけ生の声を聞くことを目標としています。


2.梶原食品の取り扱い商品

商品の数は色々あって大豆を使った商品が並んでいます。豆腐以外にも揚げや調味料などおすすめ商品がたくさんあります。
梶原食品の店内
店名 梶原食品
使用大豆 国産大豆ブレンド
にがり 粗製海水塩化マグネシウム
不明
消泡剤 使用

梶原食品の店頭販売
鉄板焼き豆腐 168円
寄せ豆腐 175円
湯葉とうふ 130円
胡麻たっぷり豆腐
おから 30円
嵯峨がんもどき 162円
小さいがんも 200円
うす揚げ 141円
大揚げ 
生ゆば 216円
汲ゆば 270円
刺身湯葉 432円
寿司揚げ 270円
おとうふプリン
玉子とうふ
新もめん
きぬ
もめん
まじめ一丁
豆乳
ゆずポン酢 540円
生ぽんず 918円
胡麻ドレッシング 918円
大豆と骨せんべい 305円
豆腐やきドーナツ 173円
マドレーヌ 173円

3.梶原食品の商品を食べた感想

たくさんの商品が販売されている中で、今回わたしが買ったものがこちらです。
梶原食品の寄せ豆腐
寄せ豆腐
にがみ2、舌触り4、堅さ2、塩2、甘さ4、濃厚3
柔らかくて舌ざわりがよい寄せ豆腐。苦味が少なくて甘さがあって濃厚である。豆腐の味自体は薄めではあるが、豆腐屋さんの豆腐で間違いない。

梶原食品のがんもどき
がんもどき
中にシイタケ、ニンジン、銀杏が入った人気商品。中も外も堅めでいろいろな料理に使える。味自体は特に主張することはなく、素材を生かしている。脂っこさもあまりない。


有機栽培国産大豆100%使用もめん かじはら有機栽培国産大豆100%使用もめん かじはら
有機栽培国産大豆100%使用もめん かじはら
にがみ1、舌触り2、堅さ2、塩2、甘さ2、濃厚2
しっかりと網目の入った表面で外側は硬めだけど、中身は柔らかさがある食感で少しモチッとしている。ほどよい甘さがあり、同時に上品な大豆の味があるのでおいしい。癖がなくてそのまま食べても良い。


鉄板焼き かじはら
鉄板焼き かじはら
にがみ1、舌触り2、堅さ3、塩2、甘さ2、濃厚2
表面が焼かれているので硬さがあり、焼き味もある。豆腐自体は空気を含んでいて中は柔らかめ。大豆の自然な味を閉じ込めている印象で、そつなくおいしい。塩味よりはほのかな甘さがあるのが特徴。焼き味もあまり気にならないので鍋料理にも最適。


新もめん豆腐 梶原食品
新もめん豆腐 梶原食品
にがみ2、舌触り4、堅さ2、塩2、甘さ2、濃厚2
木綿の中では柔らかめの豆腐で、舌触りが良い。塩っぽさが若干あって甘さも僅かながら感じられる。大豆の濃さは少ない。


もめん かじはら
もめん かじはら
にがみ2、舌触り2、堅さ3、塩2、甘さ3、濃厚2
表面が堅めの木綿豆腐で、中は密度が高めで柔らかい。味は苦味がなくて食べやすいのが第1印象。後味に甘さがあって塩っぽさはない。大豆の味もまずまずという感じ。


きぬ 梶原食品
きぬ 梶原食品
にがみ2、舌触り4、堅さ2、塩2、甘さ2、濃厚3
絹らしいツルッとした食感と、優しい感じがある。密度が高めの豆腐。大豆の旨味をいかしていて苦味も少なくて食べやすい。奥深い味がある。塩感と甘さが適度。


ピーナッツやっこ 梶原食品
ピーナッツやっこ 梶原食品
にがみ3、舌触り3、堅さ2、塩2、甘さ2、濃厚2
ピーナッツ豆腐という感じの食感でもっちりとしていて表面はツルっとしている。味はピーナッツのほのかな風味があって少し甘さが後からやってくる。それとともに苦味も若干あるのが印象的で、ピーナッツの味は強くない。


ごまとうふ 梶原食品
ごまとうふ 梶原食品
にがみ2、舌触り4、堅さ2、塩2、甘さ2、濃厚2
舌触りがクリーミーでとろけそうなのが特徴で、柔らかい。味は少し独特でしょうゆペースで塩味は甘さは少なくてほのかな苦味があり、そこまでゴマの味は強くない。


豆乳 梶原食品
豆乳 梶原食品
濃さ5 後味3 甘さ3 飲みやすさ3 味付け
優しい口当たりでまろやかな豆乳。飲んですぐに大豆の濃さが伝わってくる。甘さも比較的強くて後味には残らず飲みやすい。全くくせもなくて当たり障りのない万能な豆乳。



梶原食品のおとうふぷりん
おとうふぷりん
とてもやわらかい。プリンというイメージだと甘さは物足りない。豆乳をちょっと固めて食べているような感じ。口どけは見事。

4.梶原食品へのアクセス方法

店名:梶原食品
お問い合わせ:086-422-1493
住所:岡山県倉敷市浜町1丁目10−51
営業時間:
10:00~18:00
定休日:日曜日
駐車場:なし



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